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キャンディペイント

飴玉のように透き通った色合いからキャンディペイントと呼ばれるカスタムペイントの一つです。 キャンディペイントは濃度や塗膜厚で色を調整します。通常の塗装の場合は塗装することによって下(素地)を覆い隠します。このことを隠蔽性(いんぺいせい)
あるいは隠ぺい力が高いと言います。これは塗料に使われる顔料の粒度が大きいものが用いられることと、塗るものを覆い隠すことを前提にして塗料が設計されているためです。
外資系塗料は材料のコストが掛かる為、通常の自動車補修塗料を透明塗料で薄めればキャンディになるのでは?と良く尋ねられるのですが、以前日本ペイント工場見学をした祭、顕微鏡で塗膜結合のようすを拝見したところ、補修塗料の各メーカーは隠蔽率の向上に努めている為に必ず色が染まり濁ってしまいます。。。
当店で使用しているハウスオブカラー社のキャンディ塗料は隠ぺい力がとても低い塗料設計なので下地のメタリックやソリッドが鮮明に浮かび上がります。塗装回数や稀釈率によっても敏感に発光変化します
塗膜の肌による反射角も反映するため塗り直しは難しくなります。通常の塗装に比べ発色が鮮やかな色がキャンディペイントと言えるでしょう。 混色をするとカラーが濁ってしまうのでカラーを重ねるというペイントします。
一見、単色に見えるものでも2色以上カラーを重ねることにより独特の深みが一層増します。メタリックの番手を変えたり、下地色の変更で幅広いカラーリングへと塗装できます。 光の当たり加減でも表情が様々に変化します。キャンディペイントの魅力はこの太陽光による変化と発色力ですね☆



ラップペイント

キャンディペイントの特性を応用したカスタムペイントの一つです。
パールやキャンディ塗料を何層にも塗り重ねていき、光が当たると浮かび上がる立体的なペイントです。
界面活性剤とバランサーの硬化時差による効果と施工時の気温、湿度による差が生じる為、同じ仕上がりは二つと出現し無いので個性的なカラーリングが生まれます。




フレークペイント

キャンディペイントの下地やソリッドブラックに吹き付け、メタリックを超拡大した様なギラギラした発光をさせるペイントです
フレークには大きさや色、角度により異なる色合いを出すものまで様々あります。
フレークが完全に埋まるようにクリヤコートすると、塗膜面の凹凸により反射角がランダムに反映して、煌びやかになります☆
バイクタンクのエンブレム部分のみ塗り分けたり、自動車フロントグリルや室内パネルのアクセントとして塗装するのも人気です。クリヤコートが痩せてしまうとゴミがついている様に見えてしまうので、焼付硬化に時間が掛かります。
性質上かなり厚塗りになるので違う色への塗り直しには向かないデメリットがあります。



スクラッチペイント

キャンディペイントの下地の塗料を全て剥離して、鉄板にデザインするペイントです
削っていくヤスリの番手により角度を付け、反射角による様々な色合いを演出します。
最近は自動車のボンネットに施工する方が増えましたが、以前はバイクのアルミタンクに施工するのが主流でした。自動車でも、アルミボンネットやエンジンタペットカバー等は鉄板をポリッシュしてから塗装する事でメタリックの下地よりもキャンディペイントがより鮮やかになります
鉄板への塗装となりますのでへこみやサビがある場合は補修パテや溶接を使用できず、塗装後に傷が一度でも付いてしまうと鈑金しても鉄板が伸びてしまい、塗り直しが困難になります。小さなへこみ程であれば溶接修理してからの塗装が可能となります。
下地へのカチオン電着を全て剥離するので、防腐剤・サフェサーを吹けないデメリットがあります
手間と時間が掛かる大技ですが、派手の極みと言っても過言でないくらいの威力と魅力があります。欧米車、クラシックカー、ローライダーのオーナー様に人気です


その他カスタムペイント

そのほかにも、塗膜面をクラック(ひび割れ)ペイント
マッドペイント(艶消しクリヤ)・ブラストペイント・木目調・大理石調塗装のラインナップがございます







クロムメッキ調塗装

部品がクロームメッキプールに入らない場合や蒸着メッキ、ニッケルメッキが施工できない場合におすすめです。
また下地修理が通常の修理の延長で塗装できるので、電着よりもお安く施工できるメリットがあります
通常のクリヤーコートを吹き付けられます。硬質クロム程の輝きと防腐効果は得られませんが、アルミポリッシュ程の反映は期待できます。大型規格のホイールに傷がついてしまった場合でも軽補修が可能です。
また上記のペイントと併用する事により、カスタムペイントの幅が広がりそうです☆

メッキペイントラインナップ